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葉山ステーション1周年

1周年を迎えた葉山ステーション。去る9月2(土)・3(日)日には無料コミュニティバスが町内を走ったり、ガチャポン抽選会で地元のおいしいものがふるまわれるなど、1周年を記念した催しが行われました。

買い物ついでに立ち寄った2日は、午前中は雨模様のぱっとしないお天気でしたが、午後になると太陽が顔を見せ、それと同時にお客さんの出入りも好調に。駐車場は満車!

とはいえこれは催しがあるための特別な光景ではありません。土日を中心に、葉山ステーションの盛況ぶりは増すばかり。たった1年で堂々葉山の人気スポットの仲間入りです。

この日は葉山商工会会長の永楽屋ご主人・栁さんも駆けつけていたので、1年経たご感想を聞いてみました。

 もともとこの葉山ステーション、商工会の会員たちの夢から生まれたそう。商工会が中心となったイベントは、週1度の朝市、年に1度のビッグハヤママーケットが開催されていますが「毎日開けるマーケットがほしい!」という声がずっとあったそうなのです。その夢を夢で終わらせず、形にしたのが葉山ステーション。栁さんも「みんながあきらめなかったからできた」と、あらためて感慨深げに語っていました。

逗葉新道の入口。観光客も多く立ち寄る場所ですが、この1年最も考えたのは対観光客よりも地元の人に認めてもらうこと。そのために、とにかく売り場の質を上げることに力を入れたと言います。

 その一例として栁さんが語ってくれたのが、野菜売り場の話。はじめは三浦野菜が多くの場所を占めていましたが、少しずつ葉山の生産物も増えてきました。しかしマーケットで野菜を商品として売ることは三浦の農家のほうが実績があるせいか、三浦の野菜と葉山の野菜、最初は見た目に差があったそうです(あくまで中身でなくて、外見の問題です)。それが今では葉山の野菜もまったく見劣りがしなくなりました。商工会もアドバイスをし、地元の農家も努力を重ねた、その結果だと栁さんは言います。

実際、最初は観光客用の店ではないかと半信半疑だった町民たち、とくに長柄の人たちから、いいところができてふだんの買い物がとても便利になったという声を今ではよく聞きます。成功の影には、商工会と生産者、そして協力店――葉山ステーションにかかわるすべての人たちのこつこつとした努力の積み重ねがあったのです。

 

 さてすっかり地元に根づいた今後は、町の交流拠点、文化を発信する場所としての役割を強めていきたいとのこと。具体的には会議室やイートインコーナーを利用して料理教室など町民が交流できる場を設けたり、これから店を出そうと考えている人に試験的に商品を置くスペースを与えてチャレンジしてもらったり……などいろいろなアイデアが出ているそうです。

 

 名前の“ステーション”には、人が集うところ、という意味も込められているそう。たしかに自分の周囲にも買い物だけではなく、待ち合わせをしたり、デザートでひと息入れたり、いろいろな楽しみ方をしている人が多いように感じます。今後もっと魅力的になる可能性を秘めた場所。葉山ステーションの“2年目の挑戦”に大いに期待しましょう!

(取材 寺山ルリ子)