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葉山の洋館めぐりツアー

10月19日(日)よく晴れて絶好の散策日より、午前の部の参加者20人ほどで楽しく歩きました。

一軒目は長柄橋の近く、旧・石山賢吉(ダイヤモンド社元社長、経済雑誌「ダイヤモンド」創刊)別邸。

昭和9年築、煙突のあるスペイン瓦の洋館です。内部は高い吹き抜けとレンガの暖炉、がっしりとした階段手すりなどの木の暖かみがいい感じ。

「すてきなお住まいですね」。

現在は柳本さんご夫妻がご自宅としてお住まいです。暖炉は「今は煙突屋さんがいないから使えない」とのこと。広いお庭は山の斜面に地続きで、奥様はいつも草取りに追われているそうです。

写真の中央、帽子の方がガイドの野中氏。

2軒目は向原バス停近く、旧・足立正(王子製紙社長)別邸、現・林商事。

昭和8年(1933)築、足立氏と早稲田大学で同窓の佐藤功一氏設計。

製紙に使うのと同じパルプで作られたボードを内外装に取り入れており、当時としては最先端の素材とのこと。

なるほどハーフティンバーの白い壁は分厚くペイントされていますが、何か柔らかさを感じさせます。

次は、旧・東伏見宮別邸、現・イエズス孝女会のカサブランカ(白い家)です。

大正3年(1914)築なので、ちょうど100年。美しい妃殿下のために造られたフレンチコロニアル様式とのこと。

ふだん一般には入れない2階もすべて見せてもらいました。これは塔につづく螺旋階段。

美味しいケーキと紅茶でひと休み。

最後は旧役場バス停近く、加地別邸。暑いくらいの日差しをあびて、一色まで歩き、まず玉蔵院墓地から遠景ショット。

昭和3年(1928)築、設計は帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライトの弟子、遠藤新です。

今(2014年10、11月の土・日・祝日)内部を特別公開中。

だいぶ傷んではいますが、建てられた当初と同じ場所にこの豊かな建物があるのはとても貴重なことと思います。

大勢の人が訪れたことで修繕がすすむといいなと願わずにはいられません。

取材:鈴木桂子

 

葉山の洋館めぐりツアー

2014年10月19日(日)

参加費:2500円(茶菓子付)

お問合せ:☎046-875-8114 mail:hayamadesign@gmail.com

主催:NPO法人葉山環境文化デザイン集団