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アントニー・ゴームリー彫刻プロジェクトIN葉山

8月18日(土) 神奈川県立近代美術館で8月から来年の3月まで、期間限定のプロジェクトとしてイギリスを代表する世界的な彫刻家アントニー・ゴームリーの彫刻作品が葉山館の屋上と、葉山一色海岸に臨む美術館の庭に、一体ずつ、設置されました。

そのお披露目を記念し同美術館葉山講堂で講師に詩人の高橋睦郎氏を招き記念講演会「彫刻とトポス 一色海岸の風景とともに」が行なわれました。

主催者の紹介文によると1996年にゴームリー氏が葉山を訪れ、滞在し、一色の海で泳ぎ、海と山へと広がりを見せるその自然豊かな風景に心ひかれ、この作品を構想したのだそうです。このプロジェクトは「ふたつの時間」というタイトルで作品点数は2体、それぞれ高さ190センチの人体像です。

山梨町長が「とにかく地域にどのようにとけこんでいるか?自分の目で見て見たい!」と挨拶。

高橋氏は「私は27年間逗子に住んでいますが、逗子在住の葉山町民だと思っています」ユーモアのある自己紹介の後 詩の朗読があり静かな時が流れました。

プロジェクトのタイトルである「ふたつの時間」は、海と山、自然と人、過去と未来など、2体の人体像に仮託されている別々の時間であると同時に、美術館の内と外というふたつの時間を繋ぐという意味も込められています。

美術館の屋上にある彫像。

100キログラムの強化プラスチックで出来ていて、三ケ岡の稜線と空を遥かに眺めています。

これは大地を、つまり人々が住む場所を向いています。

一色海岸に臨む美術館の庭にある彫像。

約700キログラムの鉄製で出来ていて、遠く太平洋を絶え間なく変化する空間を静かに遠望しています。

こちらは海の領域を向いています。

 

※ この彫像は美術館の屋上と庭に設置されている為、休館日以外は誰でも自由に鑑賞出来ます。

 

 

 

 

 

写真提供:永井龍子

取材:山渕喜美子