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小学生の米作り














 田んぼに子供たちの声が飛び交うと、小学生の米づくりが始まります。
葉山小学校5年生の「米づくり体験学習」に、今年は、4クラス130人が参加しました。
4月から12月まで、米づくりを通じて身近な自然や環境を学ぶのが体験学習の目標です。

























 

 4月下旬に、田んぼのオーナー矢嶋信幸さんの指導で、田んぼの土を起こす「田おこし」にとりかかりました。

 矢嶋さんは、もう10年来、田んぼを提供して体験学習に協力しています。子供たちは始めはこわごわと泥に足

 を突っ込みます。
 ほとんどが初めての経験で、泥の感触に悲鳴も上がります。3枚の田んぼを4等分して、クラス毎の作業です。











 5月下旬になると、田んぼを取り巻く畦を固める「くろ付け代かき」の作業。
子供たちもだいぶ田んぼに慣れてきました。











 


 6月に入ると、いよいよ「田植え」です。苗の植え方について説明を受けて、順番に田植えにとりかかります。
 先生たちが目印に田んぼに張るヒモに沿って、それぞれ3本の苗を20センチ間隔で、しかも根を1/3の深さで植えていきます。

 子供たちも真剣そのもの、米づくりに、すっかりはまってきたようです。
 この日は好天にも恵まれ、子供たちの「田植え」は1時間半ほどで終わりました。
























 

 「田植え」に続く作業は「草とり」です。鴨のつがいが早速やってきて、草をついばみます。「あいがも農法」と違って。

 この鴨は留鳥になった「まがも」とみられ、「草とり」のお手伝いをしています。













 子供たちは、夏休みには3回にわかれて「草とり」をします。9月に稲穂が色づき始める頃には雀よけの「網かけ」、次いで「掛干丸太の組み立て」の準備、そして実りの秋の「稲刈り」です。続いて足踏み脱穀機を使っての「稲こき」、稲穂を使った「お飾りづくり」と作業が続きます。12月には仕上げた精米を「餅つき」して、自分でつくったお米を味わうことになっています。「米づくり体験学習」は、葉山小学校だけでなく、長柄小学校、一色小学校、上山口小学校でも、同じように地元の協力で行われています。
取材・森田昌明